バイテレク
バイテレク【Байтерек】カザフスタンの首都、アスタナにあるタワー。高さは105mあり、上部のドームは展望台になっている。アスタナのシティボーイ達は彼女を引き連れ夜景を見に来る。展望台の中にはヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領の手形がある。現地の人はこのタワーの事を「チュッパチャプス」と呼んでいた。
◉ひとこと
この2日間夢を見ている様だった。昨日の早朝に着いた列車から降り駅を出た時は、同室になった乗客のせいで気分は最悪だったが、駅からバスでホテルに向かう途中の車窓を見ているとそんな気分は徐々に薄れていく。
バスの車窓から見えるのは、早朝なのでまだ暗く、人もほとんど歩いていないなか静かに光り輝くモスクや大統領府。自分の中でテンションが少しずつ上がっていくのが分かる。
ホテルに荷物を置き、街を本格的に散策し始めるとますますテンションが上がっていく。歩いても歩いてもどんどん現れる高層ビル群、それぞれ特徴的な形の巨大な建造物達、タワーマンション、十何階もある高層アパート、何車線もある巨大な道路…まさに僕の理想の世界が広がっていた。まだ11月なのに気温が-10℃で凍え死にそうだったが、アドレナリンの力で何とかなった。
昼間も良いが夜はなお良い。昼に見てきた建物がライトアップなどでまた違った側面を見せてくれる。いわゆるシティポップと呼ばれるジャンルの曲を聴きながら歩いていると、無限にどこまでも歩いて行くことが出来るような気がする。まさに2日間夢を見ている気分だった。
こんな楽園のような街を明日には出発しないといけないなんて(泣)。2泊3日じゃなくて2週間ぐらい日程を取れば良かったと後悔…絶対また来ます。
月とバイテレク
泊まっているホテルから見たバイテレク、ホテルは朝食のお粥がとても美味しかった。
同じく、泊まっているホテルから見たアブダビプラザと中央アジア一の高さを誇るアブダビタワー(311m)
警備が厳重で、遠くからしか撮影させてもらえない大統領府
とても巨大なハズレット・スルタン・モスク
中央アジア風のデザインが施された高層アパート群
スターリン建築様式のトリウンプ
凱旋門(マンギリック・イェル)もあるよ。
真ん中の高層ビルのような上から下まで広告になっているビルはすごく好き。
ヌル・アレム(2017年のアスタナ国際博覧会の際のカザフスタン館)8階から見える夜景が綺麗。中を見学していると、次の大阪万博の日本館はどうなるのかがとても楽しみになってきた。因みに愛知万博には2回行ったが、パビリオンの中ではチェコ館が一番お気に入りで2回とも入った。